2014年7月5日土曜日

アイヌモシリ魂の旅 その4 祈り

イランカラプテ こんにちは


旅のお話は続きます・・・

今回の旅の目的の一つに、

私のご先祖にゆかりの

旭川の護国神社に参拝する、というのがありました。

福島県出身の、

そのご先祖の供養と、

戦争で亡くなった大勢の兵隊さんのご供養を祈りました。



言うまでもなく、

戦争を賛美するのではなくて、

犠牲になられた大勢の方々の

そのうえに、いまの平和があり、

亡くなられたたくさんの方々に報いるためにも、

二度と戦争はしない。

と、世界平和を誓ったのです。



境内は落ち着いた、清潔な感じが漂っていました。

しんとして、静かな、明るい空間でした。


そこに、樹齢400年の楡の木がたっていました。

とっても立派です。

この楡の木は400年の間、何を見て来たのでしょう。

うつろいゆく時の流れの中、同じ場所で、400年間。

大地にしっかりと根を張り、天に向かって枝を伸ばして。


アイヌの神話に、

ハルニレの女神さま、チキサニのお話があります。

チキサニのあまりの美しさに、

雷(神さま)が天から落ちて、

人間の先祖であるアイヌラックルが生まれたんでしたね。


この楡の木を見ていて、

その神話を思い出し、

楡の木が人類をみつめてくれている、

母なる女神さまに思えてきました。





実は、「集団的自衛権」の事があって、

もう、二度と戦争はしない、との思いで、

それもあって、護国神社に参拝に行きたかったのです。


真剣に祈っていると、

エネルギーに満たされたようになりました。

そして、私たち一人一人の強い意志が、

とても大切なんだ、と実感しました。


「平和になりますように・・」よりも、もっと主体的に、

「私たちが平和を築きます。そのために、どうぞ神様、力をお授けください。」

と、祈りが力強くなりました。

平和を、強く決意したのです。

この、ひとり一人の決意が大きな力に繋がる・・

と感じられました。


祈っていると、ご神体の鏡が見えました。

丸くて、大きな鏡でした。

カ・ガ・ミのガ(=我)を取ると、カミ(=神)になる、

とよくいわれていますね。


本当に、私たち、一人ひとりの中には、

神聖な存在が宿っていると思います。


私たちの、

決意が、

想いが、

行動が、

神聖な力となった時に、

大きな力となって、

夢が叶うのだ、と

神様が教えてくださったようでした。

それは、嬉しい希望のメッセージでした。




振り返ると、境内に

きれいな光の柱が天から降り注いでいました。


今回の旅で、アイヌの方たちが教えてくれたこと。

それは、自然と共に生きること。

欲望をコントロールすること。

あらゆる存在に神(カムイ)を見ること。

感謝して、足るを知ること。


それは、私の好きなインドの聖者がおっしゃっていることと

同じでした。

この想いが、世界の平和にもつながっていくんだと

教えていただきました。



札幌へ帰る車窓から、

虹が見えました。

川村カ子トアイヌ記念館の方向でしょうか・・・

神様からの約束の虹のようでした。


そして、細い三日月がきらりと光って出てきました。


たくさんのあたたかい人に逢って

雄大な自然に癒されて

人の中にも

自然の中にも

神を感じて


時空を超えて

はるかいにしえから

未来までもが繋がって


私たちはみんな、

神様のふところの中で

愛されている、

と感じた旅でした。


本当にどうもありがとうございます。

イヤイライケレ

スイーウヌカラ アン ロー

LOVE





















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